コンセントプレートの製作


昔から、電源ケーブル(電気工事士的には電源コードと言いたい…)やタップをちょいちょい作っているのだけど、
なかなか良いタップ用の箱やコンセントプレートがない。

いつか金属で、好きな構造でタップの箱を作りたいとは思っているものの、
なかなかコストが悩ましい。試行錯誤もしたいしね。

そこで、安い樹脂の露出ボックスを用いることが多い。
このタイプの箱はなかなか良くて、うまく使えばそこそこ付帯音が少ないと感じる。
ただ、やっぱり良いコンセントプレートはなかなかない。
よくあるのはステンレスのものは、音的にちょっと…と思う場面が多い。
アルミ製もあるけど、まあ似たり寄ったり…。


そこで、できるだけシンプルに、かつ音に効きそうなプレートを作ってみた。
よく使う露出ボックスに合わせて、ぴったりサイズで製作した。

 


材料は樹脂。
裏面はコンセントのバンドや取り付けねじを避けるよう、2.5mm〜2.7mmほど空間を空けている。
裏面のふち部分は、縦と横で太さを変えている拘り()。

 



逃げが少なめなので、バンド穴が面取りしていないものや、バンドが極端に
厚いものでは、ボックスにもともとついているねじではプレートに干渉することがある。
そういうコンセントでも、頭が1mmほどしかない低頭ねじを使えば、楽勝で対応できる。
こんな感じでね。(手前が低頭ねじ。)

 


ステンレスプレートと比べ、見通しが良く、それでいてしっかりした音になった。
少しふわっとしすぎているよう感じたコンセントでも、どっしりしたように感じたり。
それでも高域が犠牲にならないため、かなり良いと思う。
コスト的にも、悪くない感じで作れた。

なお、この記事中の写真の露出ボックスは、私が手作業でインレットの穴をあけたもの。
自分で開ければ、好きなところに好きな形で開けられるのだ!
(うちには、2個連結させたコンセント4つ・8口のボックスとかもある。)



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