・PWMファンをケースファンとして、低回転で使うためのケーブルを作る


良い感じに低回転で静かなファンが見つからなかったときに、
PWMファンを最低回転数でまわして使えば良いのでは?と思った。

予備実験をしてみたところ、簡単に最低回転数にできそうなので、
その機能を持ったファン用ケーブルを製作することにした。



製作するものはケースファン用なので、電源はペリフェラル4ピン、ファンは2個とした。

ペリフェラルも、ファンに使うコネクタも、国内の電子部品屋さんから通販で購入できる。
ただし、ファン用の3+1はほとんど扱いがないようなので、
4ピンのものを加工して使った。
(届くのが遅くなっても良いなら、3+1は中華通販で買える。)

左が加工前、右が加工後。爪の幅を5mmにすれば良い。

 


加工法はご自由に。
穴を複数あけてニッパーで切りつないでやすり…でもいいし、
リューターの切断砥石で切れ目を入れてもいい。

 

 


一応刺さるか確認した。
ばっちり。

 


あとはピンと電線を組み立てていく。
といっても、GNDとPWM制御線を短絡させている以外は、普通に組む。
速度用のピンは入れなかった。今回は必要ないので。

反対側のペリフェラルは、12Vを使う。
ここも、電線がファン2個分…つまり2本ずつ出ている以外は、特に何もひねりはない。


そして完成。

 


この後、通電チェックと、ちゃんとファンが低速になっているか確認した。
この手のファンは速度確認用の端子が出ているから、
簡単に確実な速度が確認できて良い。
(オシロやカウンターで周波数を見て、簡単な計算すれば良い。)


動作確認用のCPUファンと共に。

 



※※※注意事項※※※

・製作や、製作したものを使う際は、自己責任です。

・このケーブルはデューティー比0%の信号を入れているのと等価なので最低回転数になりますが、
 ファンによってはこの状態では停止することがあるので、すべてのファンで動くわけではないです。
 (PC用のファンでは、デューティー比0%で停止するのは少ないと思いますが。

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