・安価にオーディオ機器の音質を改善する方法

安価、超安価にオーディオ機器およびオーディオシステムの音質を改善する方法のご紹介。
あくまでも癖がない方向や、機器の性能をスポイルしない方向への改善であり、
使用者の好みに合うかはわからないです。そんなのも求めていないので。
私が興味あるのは、高忠実(Hi-Fi)のみ。口だけのHi-Fiは要らんのです。



・端子を清掃する

まずこれ。汚くていいことは何もないので。
清掃に使うのはエタノールか、パーツクリーナーを布や綿棒にしみこませたもの。
汚れや清掃する端子のめっき・材料によって使い分けてください。
乾拭きが適している場合もあります。

金属磨き布等、研磨剤が入っているものはやめたほうが良いです。
特に金めっきは柔らかいので、すぐに下地以外なくなります。
そもそも研磨した後に出てくる黒いものは、汚れではないです。
汚れの場合もあるけれど、あんなに取れたら端子は見るからに真っ黒になっています。

清掃後に電極を素手でべたべた触るなんて言語道断。
オーディオアクセサリーメーカーの人間でも、皮脂が付着したものとしていないものの
音の違いが判らない方は多いようですが、もうオーディオやめたほうが良いと思います。

端子のめっきなんかにこだわる前に、とにかくまず清掃。これね。

接点復活剤は、復活しなければいけないほどズタズタの接点にだけ使ってください。
量は、だいたいの場合で1滴たらしたら過剰。綿棒にしみこませて塗布するくらいで十分です。
もちろんこれも、清掃後に使用すること。



・ラックがない人は、オーディオラックを用意する

雑なラックに載せておくと音が悪くなりやすいです。
機器の天板も積むようにはできていないので、あまりおすすめはしないです。
ただし、天板の振動がダンプされて、結果的に良くなる場合もあります。

このページは安価に改善する方法なので、高いラックを買うという提案はしないです。
というわけで、安く用意したければ自分で作ろう!
今は木を切断してくれるホームセンターも多いので、
切ってもらって自分で組み立てれば、かなり安くできます。
オーディオという、電気や振動に関わる趣味をしているならば、
板のカット図面くらい簡単に書けるでしょう。
ちゃんと書いていっても、点数多いとホームセンターの店員さんが間違えるときあるけど…。

板一枚敷くだけでも変わるので、かったい板や重たい板を買ってきて敷くのも良いと思います。
それでもメタルラックはやめたほうが良いと思うぜ。(コンクリートロードのオマージュ)


・コンセントは他の機器と分けよう

きれいなほうが良いので。
どうせ上流で一緒になるけれど、全部一緒より末端だけでも
分けておいたほうが、電圧降下の影響を減らせたりします。
機器の消費電力は変動するので、電圧降下は一定にならないし、
ノイズをまき散らすような電流の食い方する機器もあるので、分けるに越したことはないです。


・電源タップで迷走している人は安いタップに戻ってみよう

家電量販店で通常の家電向けのタップを買ってみると良いと思います。
買う場合は、できるだけ配線の断面積が大きいものを。(0.75mm^2か1.25mm^2しかないと思うけど。)

だいたいの製品は電極が黄銅無めっきで、ケース部分もある程度の強度があるので、意外と良かったりします。
変なめっきと変な構造でどろどろの音から抜け出せずに苦しんでいる人は試してみてください。
オーディオアクセサリーメーカーなんて、試行錯誤ほとんどしてませんからね。



そのうち追加します。

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2023年7月。


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